Saturday, October 15, 2005

ミネソタの秋


ある公園の散歩道から。木々の向こう側は湖

ミネソタの秋は美しい。春も夏も美しいけれど(冬もいいけれど、なんせ寒すぎるのだ)、木や植物が身近にたくさんあって、林の中に住んでいるかのように思えるこの土地では、木々の葉が様々に色を変えていくこの季節がなんとも抗いがたい魅力を放つ。燃えるような赤、オレンジ、黄色のレイヤー、その中にたまに常緑の松の木が混じったり、足元には黄色に色を変えた楓の大きな葉がたくさん、カーペットのように散らばっていたりする。

リスたちが冬に向けての準備のためにどんぐりを集めたり、それらを土の中に埋めている様子も日常風景の一つ。湖の近くへ行くと、鹿やウサギ、キツネなどに出会うのも珍しくない。南に渡る前のギースたちが湖面で優雅に泳いでいるのもいい感じ。そして10000の湖の州と言われるミネソタでは、湖はそこら中にあるのだ。

こちらに帰ってきてからは忙しくなると思っていたのだけれど、もらっていた休暇が終わっても会社から一向に連絡が来ず(コンサルティングの一種なので、会社がクライアントを割り振ってくれなければ仕事はない)、知らないうちに首になったのかもしれない(笑)。

仕事がどうも面白くなく、これから続けていけるかなぁ、って考えながら帰ってきたので、これはもしかしたら神様のサインなのかな?と都合よく解釈して、毎日のんきに近くの湖に散歩に出て日々を過ごしている。それにしても、仕事のことも含めて、いろんなことを全くと言っていいほど「心配」することができなくなってしまった。私があんまりボーっとしているので、夫に ”Where did you leave your mind? I didn't expect my wife to come back without her brain!" (マインドはどこに置いてきたの?脳みそを忘れて帰ってくるとは思わなかったよ!)と、なんとも的確なコメントを頂きました。

2 Comments:

Anonymous Anonymous said...

ゆみちゃん
ミネソタの大自然を身近に感じることができて、とても癒されました。
ありがとう。
それにしても、旦那様のコメントは的確だね!
ゆみちゃんご夫婦に新しい風が舞い込んできた、そんな心地良い印象を感じました♪

1:21 a.m.  
Blogger Yumi said...

ともちゃんありがとう。ダンナとは、帰ってきてから色々あったよ。「新しい風」は、
ほとんど台風かと思うくらいの突風でした(笑)やれやれ。

10:07 a.m.  

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