Sunday, October 01, 2006

アンマとバガヴァンのダルシャン


スタッフとしては3度目のインドから、先日帰国しました。今回のコースの目玉は何といってもアンマとバガヴァンが二人そろったダルシャンでした。それはそれは、パワフルで素晴らしかったです。私にとっても、最大の体験の一つが、この日に与えられました。

プレゼンスとの繋がりは、両親との関係が色濃く反映されるといわれています。私は、母親とは素晴らしい関係があり、いつもアンマ(聖なる存在の女性性的側面)との繋がりをとても強く感じていました。けれども父親との関係がうまく行かないことが多く、そのせいか、バガヴァン(聖なる存在の男性性的側面)と、なかなか繋がることができずにいました。以前に比べれば格段によくなったとはいえ、父親との関係を整えなければ、とはいつも思っていました。けれども、長年に渡ってもつれてきた関係を直視していくのは労力もいるし、痛みも伴うものであり、先延ばし先延ばしにしていました。そして最近は、「本当に必要なら、アンマ、どうにかしてよね」と投げ出したようになっていたのでした。

この日の、二人がそろったダルシャンでも、私はアンマにばかり気持ちが行き、いつもと同じように、アンマにお祈りをしていました。そのときあった心配事をアンマにぶつけた時、ビジョンの中にアンマが現れ、ただニコニコ笑っています。その笑顔のアンマが少しずつ遠くなっていくので、どうしたのだろうと思っていると、突然そこにバガヴァンが現れたのです。そして言いました。「Don't worry. I will take care(心配しなくていい。私が面倒をみるよ)」

その瞬間、私の中から小さな少女が飛び出してきて、バガヴァンの膝にしがみついてワッーっと大声で泣き出したのです。「おとうさん、どうして今までそばにいてくれなかったの?いつもいつも、ずっと一緒にいてほしかったのに、今までどこにいたの?」今までそんな思いが自分の中にあるとも知らなかった思いを、少女の私がバガヴァンにぶつけると、彼はただ嬉しそうに微笑んで、少女の私を抱き上げ、私のハートの中にスーッと入ってきたのです。

私はこの日思い切り泣き、父と、バガヴァンと、再び繋がることができました。この時から、私の中にいつもアンマとバガヴァン、二人ともがいてくれるのがはっきりとわかるようになりました。二人がそろったダルシャンで、アンマが与えてくれた大きなギフトでした。そういえば、幼いころに、父に怒られてしょげていた時も、母がいつも間に入って仲をとりもってくれたことを思い出しました。

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